楽しみのかたまり

お笑いのこととか色々

川西さんマジでやべえ。IPPONグランプリ20170514感想

お笑い大好きだけど、めちゃくちゃ変な汗が出るお笑い番組はすっごい苦手です。本当にIPPONグランプリは変な汗が出るお笑い番組ナンバーワンだと思う。お笑いを数値化されるのは精神的に辛い。本気の汗でテカる猛者の顔を見るのも辛い。けど面白い。だからこそ面白い。見ちゃう。松本人志さん、許さない、ありがとう。

そして今回は、我らが和牛の川西賢四郎さんがなんとオーディション枠として出場する、ということで何があっても見逃せない。昨年度のM-1グランプリで準優勝を取ってからというもの、ネタの安定感と2人の人気で「今最もチケットが取れないコンビ」としてお笑い界を揺さぶっている和牛。私がここ数ヶ月お笑い沼にどっぷりハマっている元凶でもある。特に川西さんは、どのライブでも、「川西人気はすごいよね〜!」と、弄られるほどの人気っぷり。確かに男前やし、優しいし、真面目やし、逆に欠点どこって感じにパーフェクトなジェントルマンなので人気は大いに頷ける(本当に改めて考えてみても、川西さんの欠点が全く思いつかないので、マジでやべえと思う)。でも、オーディションで勝ち抜いてIPPONグランプリ出るっていう路線は正直予想してなくて、びっくりしたのが本音。もちろん川西さんのアドリブ力には定評がある。サンテレビにて毎週火曜日22:00〜放送している「アキナ牛シュタインのバツウケテイナー」でも、即興劇だったり、無茶振りだったりの返しは絶妙にうまい。面白い。そんでついでに言っとくと、バラエティもあると思う。以前配信していたKBSラジオ「和牛のおもしろ牧場」では暴走する水田さんに適度につっこみながらもちゃんと番組を仕切っていたし、なんというか、人好きのする雰囲気を醸し出し過ぎているから、バラエティでやっていけると思う。レギュラーも着実に増えているし。ただ、ドカンとかませるかというとそういう感じじゃなくて、安定的に笑いを供給できる細やかな技術があるんだなあというイメージが勝手にあって、「えっ川西さんがIPPONグランプリ!?」という驚きにつながった。そして、「ゴールデンでスベったらどうしよう」とかいう要らぬどこから目線やねん感満載の心配が胸中を覆い、オープニングから変な脂汗ダラダラで観ていた。でも、松本人志さん企画のサバイバル系お笑い番組にありがちなスタイリッシュすぎるエフェクトにかかって紹介される川西さんやっぱりかっこよくて…オープニングトークはドギマギしたものの、泣きたいくらい嬉しい気持ちの方が大きい。うううう、、、頑張れ。。。。

全然脱線するけど、麒麟川島さんと大吉さんと千原ジュニアさんのスーツの並びアホみたいにかっこよくないですか〜〜。マジ全員既婚者納得せざるを得ない。中村アンさんもおっしゃってたけど、川島さんの頭の中一回解剖しといた方がいいと思うよ。今後のお笑い界のためにも。川島さん、大喜利っていうイメージ着いてから一気に露出上がった気がする。私が意識して観てなかったからかもしれないけど。有吉の壁での先輩の壁の時も、楽しそうに大喜利する姿が印象的で。川島さんってホンッットに自分の書いたネタめちゃくちゃ面白いと思ってるから笑いが堪え切れないで解答するところめちゃくちゃ可愛くないですか。でホンマに面白いっていうところもかっこいいです好きです既婚者でした。大吉さんは言わずもがな素敵です。文藝芸人で大吉さんが書かれていたエッセイが熱すぎて、大吉さんが10倍かっこよく見える今日この頃です。ジュニアさんは完全に私の好みの問題ですけど。結婚されてから太った気がするけど勢いが衰えないのは流石。お三方ともシュッとしてはるから基本的にスーツ似合いすぎるってのもあるし、「この人らは絶対的に面白い」っていう安心感マジ男前。既婚者でも、耐えられへん、この気持ち。

脱線しすぎた。Aブロックは、ほのぼの見てた。ふかわりょうさんは何枠なのかあんまりよくわからない。ふかわさんはなんというか存在が面白いから、こういう路線より、シュール路線だと思っているんだけど。どういう意図で出ているのかなあ。サンシャイン池崎さんと同じ事務所っぽいけど。あ、そうですよ、サンシャイン池崎さんですよ!!サンシャイン池崎さん面白かった!!サンシャイン池崎さんはあのネタありき、あの勢いありき、っていうイメージ強かったけど大喜利もできるよアピールできててよかったと思います。ただ、面白さがポイントで可視化できるところがあの番組の良いところでもあり、悪いところでもある。いまいち池崎さんの絶妙な面白さにあのテンポと採点者が合ってなかったんだろうなー。言い方やん、と突っ込みたくもなるけど、やっぱりちゃんと練り込んでるし、言い方と間もまたテクニック。池崎さん只者ではない説、どことなく確立されてよかった。一発屋にならないで、バラエティバンバン出てほしい。言うまでもないことなのであまり言及しませんが、バカリズムさんはあの追い上げ、ドラマチックすぎる。天才すぎるね。Aブロック以上。

そんでBブロックでっせ〜〜!ドキドキが止まらん。もう川西さんの解答権のたびに変な汗がブワッなる。けどそんな心配もよそに、川西さんめちゃくちゃ絶好調。調子よく、どの解答も一本取らなくても惜しいところまで行くし、あーこの人やっぱりキメるとこはキメる頭いい人だったんやと素直に感動。とうとう川西さんはリアルパーフェクトヒューマンになってしまった。今気づいたけどもしかしたら、人気だけじゃないぞって見せつけたかったのかも。いやこれはもう芸人仲間の中でも川西さんに実力があるのは承知の上やし、完全妄想だけど、そうだったら本当に男前だ。以前大吉さんのローカル番組で、ゆくゆくはすべらない話に出たいともおっしゃっていたし、何かすべらない話してよと振られた時もサッとiPhoneのメモ帳を取り出していた。川西さんは、普段お笑い天下とったるで、という本気の表情を敢えて見せることは少ない(垣間見える時はある)。ツイッターでツイートするのも、多分事務所に言われた広報ツイート以外あんまり呟かない。純粋にやることをやって、人事を尽くして結果を取る人だ。非の打ち所がないって書いたけど、本当に自我が見えないところが怖い。けどお笑いに対する熱意、誠実さは見えないけどメラメラと心の奥底にある。和牛の時代はすぐそこまで来ているということを何処と無く察知してるいるんだろうか。それとも、スポットライトの下に立っている現状にまだ戸惑っているんだろうか。IPPONグランプリまでは、それがわからなかったけど、川西さんはテッペンを取ろうとしているのかもしれない、と思った。もっと彼の本気が見たい。最後には、私の変な汗は止まっていた。不安も忘れて、大爆笑してた。

水田さんはどんな気持ちで観ていたんだろう、とついつい考えてしまう。負けず嫌いな水田さんは悔しがってるだろうか。それとも、相方の川西さんを誇らしく思ってるだろうか。現実的に、これが人気格差に繋がるとは思えないけど、水田さんがそれを気にしていたら嫌だな。水田さんと川西さん、2人揃って和牛で、水田さんが川西さん大好きなのも、川西さんが言わないけど水田さんを大事に思っているのも、崩して欲しくない。テッペンに行くなら、2人で。今年のM-1で見せつけてほしい。そんで東京進出して、今年バラエティ露出増えた経験を生かして、水田さんの独特なキャラを全面に押し出しつつ、川西さんの華麗な技巧で魅せる、そんな番組がいつか全国ネットで見られる日が来ることを心から祈ってます。

水田さんはめっちゃツイートしてめっちゃ決意表明してくれるところが大好きです。、